
アニメーションⅠ・Ⅱ(アニメーションセットアップ)
■第9回目+α
●ペアレントコンストレイント
オブジェクトの「可視性」を使用して作成した「掴む」「離す」のアニメーションを
「ペアレントコンストレイント」を使用して変更する。



置いてあるピンのオブジェクト(moveObject1)の「可視性」のキーを「選択項目の削除」を実行して削除する。

これで、このオブジェクは置かれたままになる。今回は、 このオブジェクト1つで「掴む」「離す」を作成する。

掴む40フレームに移動して、「handグループ」⇒「moveObject1」の順番に選択する。
※コンストレイントは親を先に選択する。


アニメーションメニューセットの[コンストレイント]>[ペアレント]を選択する。
「編集」>[設定のリセット]を実行してから、「追加」ボタンで実行する。

これで、[Pキー]のペアレントと同じく、掴むことができるようになる。

掴むオブジェクト(moveObject1)を選択しすると、チャンネルボックスの「シェイプノード」に「Hand W0」がある。
このウェイトにキーフレー ムを設定することができる。

掴む40フレームと1フレーム前の39フレームでキーフレームを設定する。
「hand W0」 39フレーム⇒0、40フレーム⇒1でキーフレームを設定する。
※コンストレイントの親が1つの場合には、ウェイトは、1でも0.1でも関係ない。

これで40フレームでオブジェクトを掴むようになる。


次に、140フレームでオブジェクトを離すために、ウェイトを0に設定してみる。
すると、オブジェクトは元の位置に戻ってしまう。
これは、この位置でペアレントコンストレイントを実行したためである。


ウェイトを1に設定して、140フレームで掴んでいるオブジェクトを選択する。
束縛されている移動と回転にキーフレームを設定する。マークの色が変化する。

掴んでいるオブジェクトに「Blend Parent」ノードが追加された。

Blend Parentはコンストレイントとキーフレームのスイッチと考えられる。
このスイッチをon offすることで、どちらを優先するかを切り替えることができる。
Blend Parentが0の場合、オブジェクトを離す(キーフレーム)
Blend Parentが1の場合、オブジェクトを掴む(ペアレントコンストレイント)

139フレーム Blend Parent⇒1 キー設定
140フレーム Blend Parent⇒0 キー設定