
アニメーションⅠ・Ⅱ(アニメーションセットアップ)
■Lesson3①(デフォーマーのモデリング)
●フレンチクルーラーの作成

【A】ハイポリゴン
【B】ローポリゴン
デフォーマーの機能を使用して、フレンチクルーラーをモデリングする。

【B】ローポリゴン
【A】ハイポリゴン


ポリゴン円柱を作成して、入力ノードを変更する。
「キャップの分割数」は上面と底面のフェイスを削除するのを容易にするためである。

断面になる上面・底面のフェイスは必要ないので削除する。(円柱を筒状にする)

【B】ローポリゴン
「軸の分割数」が少ないほうは、縦のエッジラインを1つおきに選択する。
※[Shift]キーを押しながら、縦のエッジをダブルクリックして選択する。

【A】ハイポリゴン
「軸の分割数」が多いほうは、縦のエッジラインを2つおきに選択する。

選択したエッジをXZ軸方向のみにスケールをかける。
※平面スケールのマニピュレータを使用するか、
[Ctrl]キーを押しながら、Y軸のスケールのマニピュレータ(緑のBOX)をドラッグする。

つなぎ目をぴったり合わせるために、断面の頂点は1平面上に揃っている必要がある。

それぞれのオブジェクトを選択して、[デフォーム]>[ノンリニア]>[ツイスト]を実行する。

【A】ハイポリゴン


【B】ローポリゴン

「twist」の「終了角度」を【A】は「-720」、【B】は「-360」を設定する。
※「開始角度」でも可能である。また「360」「720」でも断面が合えば問題ない。


それぞれのオブジェクトを選択して、[デフォーム]>[ノンリニア]>[ベンド]を実行する。
bendの「曲率」を「180」に設定する。


Mayaでの作業は、ヒストリが重要である。入力ノードには、下からヒストリが保存されていく。
今回の「ツイスト」と「ベンド」の順番を逆に実行した場合は、違う結果になる。

捻じれたドーナツの形状になったが、つなぎ目が陰影として段差に見える。
完全に接合されていないので、閉じる必要があります。


つなぎ目の頂点を選択して、[メッシュの編集]>[マージ]を実行する。

つなぎ目の頂点を選択して、[メッシュの編集]>[マージ]を実行する。


まだつなぎ目が見えるのは、サーフェスの法線方向が違うからである。
次にオブジェクトモードで選択して、[メッシュ表示]>[ソフトエッジ/ハードエッジ]を選択する。
「角度」が「30」に設定されている。
エッジの角度が、スライダの角度より大きいとハードエッジに変更され、スライダの角度より
小さいとソフトエッジに変更される。
※ポリゴン数の多いオブジェ クトのエッジを一括で設定するのに便利である。

これでつなぎ目が見えなくなった。

最後に、オブジェクトで選択して、[編集]>[種類ごとに削除]>[ヒストリ]を選択する。
